「栴檀」の木は手ごわい！周囲を破壊する前に何とかしたいが・・

勝手に生えた木のはじまり

我が家の駐車場脇に勝手に生えた木に困っていました。

気づいて１年くらいは、幹の太さが１～２センチくらいでした。
葉が茂るので、とりあえず葉だけ切り取っていました。

木の部分はその気になれば剪定はさみで切れると思ったのが、そもそもの間違いでした。

勝手に生えた木を切れず手遅れになりつつある

その後の成長が早く、２年経ったら幹の太さが３センチくらいになりました。
木の幹は固く折れません。
折ろうとすると縦に割れるので、スッキリ折れません。

またしばらく、そのままにしていました。その後も、枝葉は切り取っていました。

３年を超えると幹の太さが４センチくらいになってしまいました。
高さは１.５メートルくらいです。

その木が勝手に生えた場所は、駐車場脇にある三角地帯(スペース 1m x 0.5m)です。
三角地帯には駐車灯があります。
木は駐車灯から10センチしか離れていません。
どんどん成長して、根っこが駐車灯の配線を切ってしまうのが心配です。

ちょっと困ったなと思って、力に任せて折り切りました。
高さは８０センチのところの節の分かれ目で折ることができました。
しかし、折れたところは縦割れでいびつです。
ちょうど、除草剤を庭に撒いていたので、木の幹の縦割れの剥き出しのところに濃い除草剤を垂らしました。これで木が死んで枯れ木にならないかと期待しました。

勝手に生えた木を除こうとして体調を崩す

このあと直ぐに私は体調を崩しました。

気力が萎え重い疲労感が１週間くらい続いたのです。
原因不明で思い当たる節はありません。
「木が死んで枯れ木にならないか」と期待したのが原因？と思えたりしました。
なにせすごく生命力のある木だなと感じていたからです。

あとに残った幹は、力づくでは折れません。
しかも家にはのこぎりが無いので、またそのまま放置しました。

勝手に生えた木の生命力が凄い

その後、数年経ち、木の幹の高さは８０センチのままですが、太さは５センチを超えています。
成長力は衰えていません。
幹の先端が折れて縦割れのところから、短期間で枝葉が茂ります。
枝葉を切って２週間で目に見えて成長し、４週間で生い茂ってきます。
４週間後に１.２メートルくらいになります。

枝葉を切って２週間

枝葉を切って４週間

生命力が凄くて、取り除くための方法に迷っています。
あまりの生命力と、前に体調を崩したことから、この木に関心を持ちました。
以前は、この木に何ら関心がありませんでしたが、私にとってはあまりに手ごわい木なので、どこから来た何の木だろうと考え始めました。

勝手に生えた木は「栴檀」であることが分かった

勝手に生えた木のことが知りたくなり調べ始め「植物図鑑アプリ」がいろいろとあることを知りました。
「植物図鑑アプリ」は聞いてはいましたが、こんなにたくさんあるとは初めて知りました。
私のように樹木の知識がなくても調べられます。

検索に適したアプリを調べていて行きついたのは「Googleレンズ」です。
これは「植物図鑑アプリ」という限定的なものではなく、「画像検索、テキスト読み取り、言語翻訳」など情報を調べることができるアプリです。
多彩な機能があり植物を調べることもできます。

葉に焦点を当てシャッターを切ると関連した画像や記事が直ぐに表示されます。

この迷惑な木は「栴檀」でした。さすがにGoogleです。
木の名前が分かって良かったと思います。

「栴檀」とはどんな木？か調べたまとめ

栴檀(センダン)とはどんな木かを調べてまとめました。
・落葉高木で、高さは約10mほどのものが多い
・幹はまっすぐに伸び、成長が早くあっという間に大きくなる
・暖かい地方に自生
・自生のものは直径1m、高さは20～30mを超える大木になる
・果実はヒヨドリやムクドリ、カラスなどの鳥が食べるが、人やペットにとっては毒
・種が運ばれて空き地や道端に自生する
・果実、樹皮、葉は薬用
・材は建材、家具、下駄などに利用
・古くは獄門のさらし首の木として使用され、庭に植えるのは忌み嫌われた
・枕草子において花の趣が称賛されている
・木には魔除けの霊力があり、罪人への恨みを消し去るという言い伝えがある

また、栴檀(センダン)の木は危険との指摘もあります。
・突然割れて危ないから、切るときは注意すること
・切っている途中で突然割れ、幹が跳ねてぶつかってきることがある
・普通の木だと、ミシミシ音を出しながらゆっくりと割れるが、栴檀は突然パリンと割れる

さて「栴檀」をどうするか

この木の伐採は業者に依頼すれば済みますが、その前に自分でできることはないかと考えています。
前節「栴檀」のまとめに書いた「魔除けの霊力がある」ということも気にしています。

そもそもこの木が生えたのは、鳥が果実を運んできて落としたのが「はじまり」のようです。

この木が生えてくる前の年に電柱の移転があり、この木の間近に配置されたのです。
それで、それから鳥がフンをよく落とすようになりました。

また我が家の周辺の土壌がすごく良いことも成長を促したと思います。
砂利を敷き詰めている場所でもお構いなく雑草や植物が生えてきます。

これから「栴檀」をどうするか、悩みは続きます。
もうしばらく放置になりますが、いつか解決したいです。