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松下製の照明スイッチが戻らなくなり、自分で修理したら簡単でした

ナショナル(パナソニック)の照明スイッチが押したまま戻りません。

凹んだスイッチは、引っ張ると戻り、軽くタップすると戻ることがあります。
戻った状態になれば押せるようになり、スイッチの「入/切」ができます。
これならスイッチ自体は大丈夫のようです。

恐らくは、スイッチを戻すのにバネを使っていて、そのバネがバカになっているのでは、と想像が付きます。

自分でも修理できそうです。
実際にやってみたら簡単に修理できました。

今回は、松下製の照明スイッチが戻らないときに修理する方法を紹介します。

 

松下製の照明スイッチ

戻らないのは、3連用のスイッチのうちの1つです。
※「台所」のスイッチが戻らない

この照明スイッチは「コスモシリーズワイド21」です。

照明スイッチは、「スイッチ」+「ハンドル」+「取付枠」+「プレート」の4つの部品で構成されています。

そのうち、今回の修理対象は「スイッチ」だけです。
調べると「埋込スイッチB(片切)」であることが分かりました。

パナソニックのホームページに載っています。
※電気・建築設備>電設資材>スイッチ・コンセント(配線器具)>コスモシリーズワイド21>基本スイッチと辿ります

パナソニックのホームページ「基本スイッチ」はこちら↓

基本スイッチ | 商品ラインアップ | コスモシリーズワイド21 | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonic

 

照明スイッチを「DIY」で外すまで

ネットで調べると、修理体験の記事がいくつもあります。
それらの体験談を確認しつつ、スイッチを分解していきます。

表面の外枠を「プレート」、ベースを「取付枠」と言います。

プレートと取付枠の合わせ面にマイナスドライバーなどを使ってプレートを外します。

プレートを外すとこんな見た目です。

表面のボタンカバーを「ハンドル」と言います。

台所の「ハンドル」を右から見ると、スキマがあります。
「ハンドル」は手で外せますが、マイナスドライバーなどを使ってもいいと思います。

このときツメを折らないように注意します。

外した「ハンドル」の裏です。

「ハンドル」を外すと「スイッチ」が見えます。

「スイッチ」面に見えている水色の部品を「押釦(おしボタン)」と言います。

 修理に必要なのは、この「押釦(おしボタン)」です。
※この部品は単品の扱いがありません

「押釦(おしボタン)」はスイッチ本体に嵌めてあるだけなので引き抜けば外れます。

私の場合、左側の方から少しずつ引き出していき全体を引き抜きました。

「押釦(おしボタン)」を外すとスイッチ本体が見えます。

真ん中がスイッチの「入/切」です。
左右に押して動作を確認できます。

外れた「押釦(おしボタン)」の表と裏です。

裏にバネが入っています。
断裂などはありません。
でも触ってみると弱いように思えます。
経年劣化により、バネがへたっているようです。

念のため正常な他のスイッチを外して確認すると、バネが強くてへたっていません。
これで照明スイッチの「押釦(おしボタン)」の劣化が原因だと確認できました。

「コスモシリーズワイド21 埋込スイッチB(片切)」を調達する

原因が特定できたところで、部品を調達します。

修理に必要なのは「押釦(おしボタン)」だけですが、単品の扱いがありません。
なので「埋込スイッチB(片切)」を購入します。

部品はネットでも扱っていますし、ホームセンターにもあります。
埋込スイッチの価格は安いので、ネットで買うと送料の方が高くついてしまいます。

ちなみに私はカインズで買いました。

税込みでこの価格は安いですね。

この程度の修理でも、業者に依頼したら数千円は掛かるようです。

「DIY」すれば、費用は部品代だけです。

購入した「埋込スイッチB(片切)」の「押釦(おしボタン)」を外します。
外す要領は、少しずつ引き出して全体を引き抜きます。
※私の場合は左側から引出した

外した「押釦(おしボタン)」の裏を確認します。
バネは弾力があり、しっかりしています。

「埋込スイッチB(片切)」の取付けと修理完了まで

「押釦(おしボタン)」をスイッチ本体に嵌めていきます。
「押釦(おしボタン)」の表面に「UP(↑)」マークがあります。
表示のとおりに取り付けます。

「ハンドル」を取り付けます。

左に嵌め込みのフックがあるので、受け側に合わせて押し付けつつ「ハンドル」全体を閉じていきます。
※このとき左側は少し浮いている

「ハンドル」全体を閉じても、嵌め込みが浮いています。
裏側のフックが固定されるように、嵌め込みのところを押してピッタリと嵌めていきます。

あとは取付枠にプレートを嵌めて修理完了です。

おわりに

松下製の照明スイッチが戻らないときに修理する方法を紹介しました。
あくまで修理の一例にすぎません。

ただここであげたのは、一般に普及しているスイッチなので、多くの方に当てはまると思います。

修理したスイッチは19年目になります。
他のスイッチも同じものですが、「台所」スイッチの「入/切」が最も頻繁です。

日に30回の「入/切」で19年の日数を掛けると20万回を超えます。
よく働いてくれました。

今回の修理費は248円でした。

・原因特定までの手間
・部品調達の手間
などの工数は掛かりますが、修理に着手したらあっという間に終わりました。
簡単で、しかも安全な修理です。

ホームセンターに行って驚いたのですが、スイッチ関係の部品が豊富にあります。
相当に多くの需要があるんですね。
これは大きな学びとなりました。

参考になりましたら幸いです。