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上がらなくなったシャッターがシリコンスプレーで復活

シャッターが重くて上がらなくなりました。

今回、シリコンスプレーを使ったら、シャッターが軽くなって上げられるようになりました。

「そんなんで復旧するかいな」と思っていました。
しかし、やってみたら驚くほど改善したので記事にします。

手動式の大きいシャッターが上がらない

我が家には、シャッターが3ケ所あります。
そのうち最も大きいものが、2.5メートル幅、高さ2メートルで、手動式です。
掃き出し窓のシャッターで高さがあるため、家庭用としては重いです。

手動式で、使い始めて18年目になります。
10年目頃から上げ下ろしが面倒になり、閉めたままの日が多くなりました。
上げるのに結構な力が要るので、家族全員が出払って家に居ないときは閉めたままです。
みるみる重くなり、15年目頃になると、重量挙げの姿勢を取り、上げるようになっていました。

18年目になり、重量挙げの姿勢で力を入れること10回程はするようになりました。
そしてついに上がらない日を迎えます。


クレ556をシャッターへ使うと

これまでしてきた対策は、クレ556をシャッターケース両サイドの隙間からスプレーすることでした。
これで改善しましたが、しばらくすると重くなります。

以前より重くなっているみたいですが、手元にあるのはクレ556だけだったので、安易に使っていました。
しかしこれが間違いでした。

クレ556は防錆や潤滑だけでなく清浄もします。
これを使うと、元々塗布されているグリスは流されてしまいます。
クレ556をスプレーすると、その直後はスムーズに動くようになります。
しかし、しばらくすると余計に動きが悪くなります。


シリコンスプレーをシャッターへ使うと

今回、シリコンスプレーを使ったら、上がらなくなったシャッターが復活しました。

スプレーする場所は、シャッターケース両サイドの隙間です。
※シャッターは閉めた状態で外側と内側からノズルを差し込んで噴霧する

少しずつの上げ下げを何度か行なうと、しだいに軽くなって、するすると上げることができます。
重量挙げの姿勢をとったり、力を入れなくても上がります。

同じ潤滑剤でも、クレ556とは違いすぎます。

それまでシリコンスプレーの存在は知ってはいました。
しかし、クレ556との違いを、あまり認識していませんでした。


ダイソーのシリコンスプレー」が手頃で使える

シリコンスプレーは、ホームセンターなどで求められますが、容量が多く価格も1000円近いです。
こちらとしては、シャッター以外に使う用途を考えていません。

実際に使うまでは、その効果も分からないし、残しても嫌なので小容量のものを探しました。
探して見つけたのが、ダイソーのシリコンスプレーです。

容量が134mlで110円です。


クレ556とシリコンスプレーの違い

ここで、クレ556とシリコンスプレーの違いをまとめます。

クレ556

クレ556の用途は
・金属の防錆や潤滑
・電気系統の除湿や防湿
・電気接点の清浄

クレ556の特徴は
・強い浸透力で金属表面の水分と置換
・薄い被膜を形成する
・すぐれた潤滑性と防錆性を発揮

汚れを落としたり、軽度なサビ、金属同士の擦れ緩和にはクレ556が適します。
ただ、石油系の油脂のため、油成分を溶かして落とします。

ドアなどがギシギシしたときは、クレ556を使うと油分が浸透します。
しかし逆に、内部の油分を洗い流すという性質も合わせ持ちます。

クレ556を使うと一時的に潤滑効果を発揮しますが、短期間で元に戻ります。
油分を補充すると同時に油分を洗い流します。

プラスチックや樹脂、ビニール製品に使うと、それらを溶かしてしまうこともあります。

シリコンスプレー

※写真はダイソーのシリコンスプレー

シリコンスプレーの用途は
・潤滑
・ツヤ出し
・防水

シリコンスプレーの特徴は
・耐熱性にすぐれたシリコーン被膜を形成し滑りをよくする
・無溶剤タイプ
・金属だけでなく、ゴム、プラスチック、木、紙などにも使用できる

比較すると、シリコンスプレーは塗布対象が広いことが分かります。
家屋や生活関連用品の潤滑などに向いています。
浸透力はなく、直接塗布したところの潤滑に使います。
無溶剤なので、塗布先の部品を溶かすこともありません。


おわりに

あらためて思うことは、下調べをしたら、次は使ってみることです。

使ってみて、その違いがよく分かりました。
現物に触ることは、よく理解するための近道ですね。

初めてのことなら、あまりお金を掛けずに経験したいものです。

今回、シリコンスプレーの効能を知りました。
使う前とは思っていた以上に違いました。

また、気付いたことがあれば記事にします。