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キッチン引き出し最上段が開かないを解決!補強板落下が原因

こんな原因は滅多にないと思いますが・・・。

キッチンの引き出しが開かなくなりました。
巷で言われる原因を探り、対処はしてみたものの全く開きません。

何をやってもダメで、もうネットの検索も飽きました。
どこにも、私の遭遇したことにヒットする記事がなかったんです。

しかし、自力で解決できました。
また、その原因も分かりました。

そこで、記事にして紹介します。

備忘としても残しておきたく思います。
内容は、最上段の引き出しが開かないレアな原因と、それを解決した方法です。

 

通常、起こりやすい引き出しが開かない原因

引き出しが開かない通常の原因としてあがるのは、物の詰め込み過ぎです。
その中に固いものがあって引出しを引くのを邪魔している、ということです

引出しは、その受け入れ側の上部(前板の上)が少し下がっていたりします。
その下がったところに、一杯に詰め込んだものが当たります。
納めるときは閉められたとしても、引き出すときに引っ掛かります。

この対処法は簡単です。

身近にある、固くてしなやかな物を使います。
要らなくなった紙箱のサイドはしっかりしていてしなやかなので使えます。
折って二重にすれば強度も増します。
固めのダンボールも使えます。
軟質の下敷きで変形できる物も使えます。

通常は、これらのツールを引出し正面上の隙間から入れていきます。
ツールで引っ掛かっている障害物を探ります。
引っ掛かっている収納物に当てられれば、その物を動かすことができます。
そうしているうちに、解決できるのが普通です。


1ミリも引き出せない引出し

開かない引出しは、キッチンの最上段で、カトラリー収納に使っています。
最上段なので、上の引き出しを外して、といったアプローチはできません。

通常の方法でアプローチしてみました。
しかし、工夫しつつ引出しの奥の方を探ってもダメです。

聞き耳を立てて中の微かな音を頼りにしても、聞こえるのはカトラリーが動く音だけです。

この方法では「ダメだ」と、何か予感がありました。
1ミリも引き出しが引き出せないからです。
あきらかにおかしい現象です。

2時間もアプローチして解決できず、メーカーの窓口に問い合わせることにしました。

自力での解決を諦めるのは不本意です。
ただ、これはメーカーでも苦労するのではと思えました。

そこでもう一度、現状を見て考えました。

隣の引き出しを開けると横に隙間があります。

ここであることが閃きます。
ここからなら「あれ」が入れられる、と・・。


横の隙間から針金ハンガーを入れる

針金ハンガーを使う方法はネットにも出ています。
しかし、今回の方法は使い方が違います。

ハンガーの針金を全て伸ばします。
半分に折り曲げ、その中ほどを「くの字」にします。

これを、先ほどの隣の引き出しを開けたときの隙間から入れていきます。

そして引出しの中を探ること1分足らず。
何か頑強な物に当たったので、押しのけるようにぐりぐりします。
「カタッ」という音とともに、引出しが引けました。

「開かったー」という感じで、感激が声に出てしまいました。


通常ではない、引き出しが開かない原因

ここで原因を解明します。
私が遭遇したのは、通常の原因ではありませんでした。

この引出しと直ぐ下の引き出しを外しました。
中を見ていきます。
直ぐ下の引き出しに木の棒が落ちていました。
こんな木の棒がどこから来たのだろう?
上の引き出しが開いたときに、後方から下の引き出しに落ちたのかな?・・。

上はキッチンの天板しかないはずです。
見上げて驚き、天板の裏側に接着剤(ボンド)の残り跡があります。

「うわー、ここにあった物が外れたんだ」と思いました。

木の棒はそこに接着されていて剥がれて落ちたことが見て取れます。
接着剤の残り跡のところに木の棒を置いて写メしました。

この棒は見ての通り、しっかりしたもので、前方は引出し上部の縁取りにしっかり入ります。

天板と木の棒、最上段の引き出しの構造をイラストにしました。

この木の棒が落ちるとどうなるかは一目瞭然です。

しかし、この木の棒は不自然ですね。
わざわざこんなところに配置したのは何でかな?・・。

天板の半分は同じ材質の板で覆われています。
もう半分は空洞になっています。
製造上か組立上の理由があると思われますが・・。

恐らくこれらは天板の補強のためなんでしょう。


引き出しが開かないレアな原因は補強板の落下だった

引き出しが開かない原因に、補強板の木の落下は想定外でしょう。
こんな物を「どけて押しのける」ことは、軟な物ではできません。
力がしっかり入って障害物に負けない物で、しかも隙間から入れられる細い物が要ります。

そこで使えるのは、やはり針金ハンガーでしょう。

クリーニングは、ものによってはハンガー付きで返ってきます。
最近は樹脂製のハンガーばかりで、針金ハンガーは少なくなっています。
針金ハンガーは捨てないでおくといいですね。


おわりに

引き出しが開かないのを避ける普通の決まり文句は
「引き出しの中には詰め込み過ぎないようにしましょう」です。

しかし、そのこととは全く関係のない原因がありました。
補強板の落下などということは、経験しないと分かりません。

今回は
・キッチン最上段の引き出しが開かないレアな原因
・その引き出しを開けた方法
についての紹介でした。

その時はどうなるか(メーカーは高くつくだろうとか)、要らぬ心配がよぎりました。

でも、その心配は杞憂に終わりました。
自力で解決できて良かった。
レアな体験でした。


参考になりましたら幸いです。