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水は直接消火するのではなく燃料に作用すると知って目から鱗が落ちた

水が火を消す理屈について、考えたことはありませんでした。

最近、このテーマに答えている記事に出会いました。
なるほどと思うとともに、感動を覚えました。

記事はこちら↓
水はどのようにして火を消しますか?

そこで今回、備忘のため要点をまとめてみました。

 

水が火を消すのは、主にそれが非常に優れたヒートシンクだから

水が火を消すのは、主にそれが非常に優れたヒートシンクだからです。
そして水は熱を吸収するのがとても上手です。

火災燃焼と行動の専門家であるサラ・マカリスター氏の語った内容です。
※氏はモンタナ州の米国森林局にあるミズーラ火災科学研究所に所属


水は直接消火するのではなく、燃料に作用する

火を燃やし続けるには、燃料、酸素、熱源の3つが必要です。
水は直接消火するのではなく、燃料に作用します。
水は、木材であれ、茂みであれ、建物であれ、燃料が燃え続けるのを難しくします。

薪が燃えているとき、火の熱は薪の中の物質を蒸発させます。
それをガスに変えることで火は燃え続けます。
水は熱容量が高いため、水を気化させるには多くのエネルギーや熱が必要です。
炎が水を気化させようとしてエネルギーを費やすと、燃料の加熱に割けるエネルギーが少なくなります。
そうして燃料となる物質は燃え続けることができなくなります。

また、水が燃料となる物質の熱を吸収すると、その燃料が冷却されます。
潜在的な燃料を濡らすことで延焼を防ぐことができます。

燃焼専門家であるマイケル・ゴルナー氏の語った内容です。
※氏はカリフォルニア大学バークレー校に所属


水が炎自体に作用しないことが分かった

以上の内容から
・水は熱を吸収する
・水は直接消火していない
・水は燃料に作用している
ことが分かります。

これが、水による消火のメカニズムになります。
明瞭で、なるほどと思う内容です。

水が炎自体に作用しないとは驚きですね。

簡潔に説明されていて感動を覚えます。


おわりに

水は直接消火するのではなく、燃料となる物質の熱を吸収することで、燃料の加熱に割けるエネルギーを奪っている。
そのため、その作用が働く間は、燃料となる物質は燃え続けることができない。

水は直接消火するのではなく燃料に作用しているんですね。

水が火を消す理屈を知っておくことは、いつか役に立つと思います。
有用な知識と言えるでしょう。

防災の参考になりましたら幸いです。