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縁日から「ヤドカリ、ミドリガメ、ひよこ」などの生き物が消えた

昔は縁日で「ヤドカリ、ミドリガメ、ひよこ」などの生き物が見られました。

なかでもヤドカリは大きいものから小さいものまで豊富で、競争させたりしたして遊びました。
長く大人をやっていると、子供の遊びはしなくなるので、子供の世界の変わりように気が付きません。

あらためて世の中の変わりようが凄いことを知りました。

 

縁日で「ヤドカリ、ミドリガメ、ひよこ」などの生き物の出店がないのは寂しい

昭和の時代は、縁日の生き物が多彩でした。

ヤドカリ、ミドリガメ、ひよこ以外にもいろいろとありました。

ハムスター、ミニウサギ、ウズラなども売っていました。
虫では、スズムシ、カブトムシ、クワガタを売っていました。
ワニも見たことがあります。

見たことがないのはウナギですが、ウナギ釣りというのがあったそうです。

当時はこんなにバラエティーに富んでいました。それだけ社会に許容されていたんですね。
今じゃ、絶対に無理という感じです。

ミドリガメは「特定外来生物」として指定され、2020年くらいに輸入が禁止されているそうです。

昔、「矢ガモ」事件っていう、クロスボウの矢で射られたカモが見つかった事件がありました。
矢が刺さった姿で生き、石神井川不忍池あたりにいましたが、ついに上野動物園で保護され、矢を除く処置がされて放されました。
その姿が痛々しいとして話題を呼び、多くのメディアで取りあげられました。
1993年なので、昭和から平成にうつって時代が変わりつつあった頃でした。
その後、徐々に動物愛護の考えが浸透してきたと思います。

カラーひよこなども最悪と考えられたようです。
子供たちが飼い方も知らずに買って、すぐに死なせてしまいます。
また、飼育に成功してニワトリ化すると可愛くなくなります。そうなると捨てられてしまいます。
ずっとひよこのままなら可愛くてペットになり得るかもしれないけど、そうはいかないのですね。
そこが犬や猫のように死ぬまで愛情を持って接するペットとは違うようです。

ひよこの大半がオスなので使い道がなく捨てられてしまい、それが動物虐待と考えられるようになりました。
捨てられたひよこが野良ニワトリになり、凶暴化して神社を占拠する事件もありました。
そうした事件も知られるようになり、カラーひよこは縁日でほとんど売れなくなったようです。


世の中の制限ありすぎ、縁日はもっといろいろとあっていいと思う

縁日は、昔の方がオモシロ味がありました。
今年は何を売っているんだろうというワクワク感がありました。

ワクワク感のあったものが、全くと言っていいほど世の中から消えていくのは残念です。
いろいろとむずかしいことはあると思いますが、少しだけでも残せないものかと思います。

・子供が少なくて、親の目がよく届く社会
・住宅も小綺麗になり、昔の土間のような何でも雑多に置いておけるスペースがない
・マンションが普及して、生き物が飼いにくい

こうした事情は、社会を大きく変えたと思います。
単に昭和的なものの緩さが絞められたからだけではないと感じます。
反面、陰湿な「いじめ」も目に付きます。張本人が姿を隠して「いじめ」をするので悪質です。

昭和の時代の悪い面はいっぱいあったけど、いい面としては大らかさと許容がありました。
悪いやつらも、単純で分かり易かったですね。

むずかしいことはあるでしょうが、もっと自由にできたら、いろいろなアイデアを現実化することができて、夢も広がると思えてなりません。

制限ありすぎです。
縁日はもっといろいろとあったらいいと思います。

昔は、世の中の全体が生き生きとしていましたね。
その点で昭和にも良いところがあったと思います。